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データ・セット・パラメーターの作成方法

このプロシージャーは、SQL 照会にパラメーター・マーカーが挿入されていることが前提になっています。

複数のデータ・セット・パラメーターを作成する場合、対応するパラメーター・マーカーが WHERE 文節に表示されている順序で作成します。

  1. データ・エクスプローラーで、 パラメーターを作成しようとしているデータ・セットを選択する。 「データ・セットの編集」に、データ・セットに関する照会が表示されます。
  2. 「パラメーター」を選択する。 「データ・セットの編集」に、最初の行のデフォルトのパラメーター情報が表示されます。
  3. 以下の必須の値を指定することによって、データ・セット・パラメーターを作成する。
    1. 最初の行「名前」に、パラメーターの名前を入力する。 パラメーターをレポート・パラメーターなどの他のパラメーター・タイプから区別するには、選択したデータ・セット・パラメーターの名前に DSP という接頭部を付けることが推奨されます。 例えば、quantityinstock をフィルタリングするために使用するデータ・セット・パラメーターの名前は DSP_quantityinstock にすることができます。
    2. 「データ型 (Data type)」で、パラメーターのデータ型を選択する。
    3. 「向き」で「入力」を選択する。 この値は、パラメーターが入力パラメーターであることを意味しています。
    4. デフォルト値を選択する。ボタンが空フィールドの右側に表示されます。
    5. 右側の ellipsis (...) ボタンを選択する。 「式ビルダー」が表示されます。
  4. データ・セットのデフォルト値としてレポート・パラメーターを選択することによって、適切なレポート・パラメーターにデータ・セット・パラメーターをバインドする。
    1. 「カテゴリー」で、「レポート・パラメーター」を選択し、 次に「サブカテゴリー」で「すべて」を選択する。 作成したレポート・パラメーターが、図 12-3 に示されているように表示されます。
    2. 図 12-3 データ・セット・パラメーターのレポート・パラメーターへのバインド
    3. 適切なレポート・パラメーターをダブルクリックする。 式エリアにレポート・パラメーターが表示されます。
    4. 「OK」を選択する。
  5. ステップ 3 および 4 を繰り返して、SQL 照会に挿入したその他のパラメーター・マーカーに対応する追加データ・セット・パラメーターを作成する。
  6. レポート・パラメーターにデフォルト値が入力されている場合、「結果のプレビュー」を選択することによって、照会が WHERE 条件に一致する行を戻すことを検証できます。
  7. 図 12-4 には、レポート・パラメーター RP_quantityinstock としてデフォルト値 999 が入力された以前の例の結果が表示されています。 この例では、在庫が 999 未満の製品に関するすべての行が表示されます。

    図 12-4 WHERE 条件に一致する行が表示された結果のプレビュー
  8. データ・セット・パラメーターを保管するために、「OK」を選択する。
  9. パラメーターを検査して、照会がユーザー指定値で更新され、 レポートが予想どおりの結果を表示していることを検証する。
    1. 「プレビュー」を選択する。
    2. 「パラメーターの入力」が表示されない場合、 「レポート・パラメーターを表示」を選択する。
    3. 「パラメーターの入力」には、 作成したすべてのレポート・パラメーターが表示されます。 図 12-5 には、単純なレポート・パラメーター RP_quantityinstock が示されています。

      図 12-5 パラメーターの入力
    4. パラメーターの値を指定し、「OK」を選択する。

この章で既述したすべてのタスクを実行すると、照会の WHERE 文節が指定した値で更新され、 レポートには WHERE 文節と一致する行が表示されます。


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