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http://www.tuxpaint.org/
2021年8月29日
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Tux Paint の動作をカスタマイズするには、グラフィカルな操作で設定が変更できるツールがご利用いただけます。しかしながら、このツールをインストールしたくない場合や、利用可能なオプションについて、さらに詳細を知りたいという方は、以下の説明を参照して下さい。
簡単な設定ファイルを作成して、Tux Paint の起動時に読み込ませることができます。
設定ファイルは、有効にしたいオプションを記述した、シンプルなテキストファイルです。
Linux 及び Unix のユーザー
ユーザー毎の設定ファイルは、ホームディレクトリに "
.tuxpaintrc
" というファイル名で作成します。("~/.tuxpaintrc
" あるいは "$HOME/.tuxpaintrc
")システム全体の設定ファイル
上記のユーザー毎の設定ファイルが読み込まれる前に、以下の場所にある、システムの全ユーザーに適用される設定ファイルが読み込まれます。(標準では、全ての変更が無効にされています)
/etc/tuxpaint/tuxpaint.conf
以下のコマンドラインオプションを指定すると、システム全体の設定ファイルは無視され、設定ファイル "
.tuxpaintrc
" やコマンドラインオプションによる変更のみが反映されます。--nosysconfig
macOS のユーザー
ユーザー毎の設定ファイルは、ホームフォルダ以下のサブフォルダ
Library/Application Support/TuxPaint
内に "tuxpaint.cfg
" というファイル名で作成します。システム全体の設定ファイル
上記のユーザー毎の設定ファイルが読み込まれる前に、以下の場所にある、システムの全ユーザーに適用される設定ファイルが読み込まれます。(標準では、全ての変更が無効にされています)
/Library/Application Support/TuxPaint/tuxpaint.cfg
Windows のユーザー
設定ファイルは、Tux Paint をインストールしたフォルダに "
tuxpaint.cfg
" というファイル名で作成します。設定ファイルはメモ帳やワードパッドで作成できますが、必ずテキストファイルとして保存するよう注意して下さい。また、ファイル名に ".txt" という拡張子をつけないようにします。
設定ファイルでは、以下のオプションを設定することができます。(コマンドラインオプションによる設定が優先されます。以下のコマンドラインオプション"の項をごらん下さい)
画面・音声
画面
fullscreen=yes
プログラムを、ウィンドウ内ではなく、フルスクリーンモードで起動します。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
fullscreen=no
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--windowed
" で変更できます。fullscreen=native
プログラムをフルスクリーンモードで起動します。その際、画面の解像度をオペレーティングシステムの設定から推定します。
windowsize=SIZE
ウィンドウモードの場合、"SIZE" で指定するウィンドウサイズで、フルスクリーンモードの場合、"SIZE" で指定する解像度でプログラムを起動します。(標準では "800x600" です)
SIZE の値は、数値の間に半角小文字の "x" を用いて、’幅x高さ' のように、ピクセル単位で記述します。幅は最低で 640 ピクセル、高さは最低で 480 ピクセルです。
例:
- 640x480
- 1024x768
- 768x1024
- 1600x1200
orient=portrait
ウィンドウの幅と高さの設定を入れ替えます。これは、タブレットパソコンのような縦型のディスプレイでウィンドウを回転させる際に便利なオプションです。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
orient=landscape
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--orient=landscape
" で変更できます。native=yes
Tux Paint をフルスクリーンモードで起動する際、"
windowsize
" オプションの設定を無視して、オペレーティングシステムが設定する画面解像度に従います。allowscreensaver=yes
標準では、Tux Paint の起動中は スクリーンセーバーが起動しない設定になっていますが、"
allowscreensaver
" オプションを指定すると、スクリーンセーバーが有効になります。これはSDLライブラリのバージョンが 1.2.12 以降の場合に有効なオプションであることに注意して下さい。(環境変数 "SDL_VIDEO_ALLOW_SCREENSAVER
" の値を "1
" に設定しても、同様のことができます)注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
allowscreensaver=no
" または "disablescreensaver=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--disablescreensaver
" で変更できます。音声
nosound=yes
効果音を無効にします。(注:このオプションを設定すると、[Alt] + [S] を押しても、効果音を有効化することはできません
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
nosound=no
" または "sound=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--sound
" で変更できます。nostereo=yes
ステレオの効果音を無効にする。(片耳イヤホンや1台のスピーカーで使用する場合に役に立ちます)
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
nostereo=no
" または "stereo=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--stereo
" で変更できます。インターフェースサイズ
buttonsize=SIZE
Tux Paint のユーザーインターフェースの各種ボタンのサイズを標準の "48" から変更します。非常に高解像度のディスプレイや、視線入力といった分解能の低い操作デバイスを使用する場合に有効です。
SIZE の値は24から192までのピクセル値で指定します。ほとんどのボタンは正方形となっており、この設定はボタンの幅と高さの両方に影響します。
注:選択されたボタンのサイズが大きすぎて画面内に必要なすべてのインターフェースが表示しきれない場合は、できる限り大きなボタンサイズが使用されます。(stderrにメモが表示されます。)
colorsrows=ROWS
カラーパレットのボタンを何列表示するかを指定します。色数の多いカラーパレット(上記の "
colorfile
" を参照)を使う場合や、視線入力などの分解能の低い操作デバイスを使用する場合に便利です。"ROWS
"には、"1"(デフォルト)から "3" までの値を指定します。
マウス・キーボード
マウスカーソル
nofancycursors=yes
Tux Paint 独自のマウスポインタを無効にし、システム標準のマウスポインタを使用するようにします。
環境によっては Tux Paint のマウスカーソルが原因で不具合が起こることがあります。そういった場合にこのオプションを有効にして下さい。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
nofancycursors=no
" または "fancycursors=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--fancycursors
" で変更できます。hidecursor=yes
マウスカーソルを表示しないようにします。
タブレットPCなどのタッチスクリーンを用いるデバイスのためのオプションです。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
hidecursor=no
" または "showcursor=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--showcursor
" で変更できます。キーボード
noshortcuts=yes
キーボードショートカット(保存: [Ctrl]-[S]、新規作成: [Ctrl]-[N] など)を無効にします。
これは、キーボードの操作に慣れていない子供が不用意にコマンドを実行してしまうことを防ぐために有効です。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
noshortcuts=no
" または "shortcuts=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--shortcuts
" で変更できます。マウス
grab=yes
タックスペイントがマウスとキーボードを「独占」します。マウスカーソルがタックスペイントのウィンドウ内に限定され、ほとんどすべてのキーボード入力が直接タックスペイントに渡されます。
これは、ユーザーが Tux Paint から抜け出すことができないようにするのに便利です。 [Alt]-[Tab] によるウィンドウの切り替えや、[Ctrl]-[Escape] キーによる操作が無効になります。このオプションは、特にフルスクリーンモード時に有効です。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
grab=no
" または "dontgrab=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--dontgrab
" で変更できます。nowheelmouse=yes
マウスでのホイールによる操作が無効になります。(通常、ホイールは右のセレクターメニューをスクロールします)。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
nowheelmouse=no
" または "wheelmouse=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--wheelmouse
" で変更できます。nobuttondistinction=yes
Tux Paint 0.9.15 以前では、マウスの中ボタンと右ボタンでもクリックが可能でしたが、バージョン0.9.15からは、子供たちが間違ったボタン押さないように、マウスの左ボタンだけが使えるように変更しました。
マウス操作が苦手なお子さんの場合、このオプションを使用することで、マウスの2つまたは3つのボタンの区別を無効にすることができます。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
nobuttondistinction=no
" または "buttondistinction=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--buttondistinction
" で変更できます。
単純化
操作の単純化
simpleshapes=yes
「ずけい」ツールで、形を決めたあとに回転させるステップを省略します。クリックして、ドラッグして、ボタンを離すだけで、図形を描くことができます。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
simpleshapes=no
" または "complexshapes=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--complexshapes
" で変更できます。nooutlines=yes
このモードでは、「せん」ツール、「かたち」ツール、「はんこ」ツールそしてけしゴムを使うときに、アウトラインをシンプルな線で表示します。
Tux Paint を非常に遅いパソコンで使いたい場合や、リモートの X-Window ディスプレイで使う場合に、速度を改善します。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
nooutlines=no
" または "outlines=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--outlines
" で変更できます。uppercase=yes
すべてのテキストが大文字で表記されます(例:「Brush」は「BRUSH」)。まだ大文字しか習っていない子供たちにとって役に立つオプションです。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
uppercase=no
" または "mixedcase=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--mixedcase
" で変更できます。スタンプサイズ
stampsize=SIZE
すべてのスタンプの初期の大きさを 0(最小)から 10(最大)の間で設定します。
SIZE
の値はスタンプ自体の大きさとタックスペイントのキャンバスサイズによって決まる大きさに対する相対的な指定になります。SIZE の値に
default
を指定すると、Tux Paint がスタンプの大きさを自動的に決定します。(これが標準の動作です)機能制限
noquit=yes
画面の "やめる" ボタンや [Escape] キーによるプログラム終了を無効にする。
なお、この場合でも [Alt] + [F4] の組み合わせや、フルスクリーンモードでない場合は、閉じるボタンを押せば、プログラムを終了することができます。
また、[Shift] + [Control] + [Escape]. というキーの組み合わせでもプログラムを終了することができます。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
noquit=no
" または "quit=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--quit
" で変更できます。nostamps=yes
「はんこ」の画像を読み込まず、「はんこ」ツールを無効にします。
これによって、初回起動時のプログラムの読み込みが高速になります。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
nostamps=no
" または "stamps=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--stamps
" で変更できます。nostampcontrols=yes
「はんこ」ツールの画像には、上下または左右に反転できたり、大きさを変更したりできるものがあります。このオプションを設定すると、このような操作を無効にします。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
nostampcontrols=no
" または "stampcontrols=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--stampcontrols
" で変更できます。nomagiccontrols=yes
「まほう」ツールの中には、「ふで」ツールのように画像の一部分だけに効果を及ぼすか、キャンバス全体に効果を及ぼすかを選択できるものがあります。このオプションを設定すると、「まほう」ツールの動作の選択を無効にして、ツールごとに標準の動作だけをするようにします。(たいていは「ふで」のような動作になります)
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
nomagiccontrols=no
" または "magiccontrols=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--magiccontrols
" で変更できます。noshapecontrols=yes
「かたち」ツールでの2つの動作モード-マウスをクリックした箇所を中心として図形を拡大するか、マウスをクリックした箇所をコーナーとして図形を拡大するか-を選択するボタンを無効にします。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
noshapecontrols=no
" または "shapecontrols=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--shapecontrols
" で変更できます。nolabel=yes
「ラベル」ツールを無効にします。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
nolabel=no
" または "label=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--label
" で変更できます。
言語関連
言語
lang=LANGUAGE
サポートされている言語の中から、Tux Paint で使用する言語を指定します。現時点でLANGUAGEに指定できる言語は以下のとおりです:
english
american-english
acholi
acoli
afrikaans
akan
twi-fante
albanian
amharic
arabic
aragones
armenian
hayeren
assamese
asturian
australian-english
azerbaijani
bambara
basque
euskara
belarusian
bielaruskaja
bengali
bodo
bokmal
bosnian
brazilian-portuguese
portugues-brazilian
brazilian
breton
brezhoneg
british-english
british
bulgarian
canadian-english
catalan
catala
chinese
simplified-chinese
croatian
hrvatski
czech
cesky
danish
dansk
dogri
dutch
nederlands
esperanto
estonian
faroese
finnish
suomi
french
francais
fula
fulah
pulaar-fulfulde
gaelic
gaidhlig
irish-gaelic
galician
galego
georgian
german
deutsch
greek
gronings
zudelk-veenkelonioals
gujarati
hebrew
hindi
hungarian
magyar
icelandic
islenska
indonesian
bahasa-indonesia
inuktitut
italian
italiano
japanese
kabyle
kabylian
kannada
kashmiri-devanagari
kashmiri-perso-arabic
khmer
kiga
chiga
kinyarwanda
klingon
tlhIngan
konkani-devanagari
konkani-roman
korean
kurdish
latvian
lithuanian
lietuviu
luganda
luxembourgish
letzebuergesch
macedonian
maithili
malay
malayalam
manipuri-bengali
manipuri-meitei-mayek
marathi
mexican-spanish
espanol-mejicano
mexican
mongolian
ndebele
nepali
northern-sotho
sesotho-sa-leboa
norwegian
nynorsk
norsk
occitan
odia
oriya
ojibwe
ojibway
persian
polish
polski
portuguese
portugues
punjabi
panjabi
romanian
russian
russkiy
sanskrit
santali-devanagari
santali-ol-chiki
scottish
ghaidhlig
scottish-gaelic
serbian
serbian-latin
shuswap
secwepemctin
sindhi-devanagari
sindhi-perso-arabic
slovak
slovenian
slovensko
songhay
southafrican-english
spanish
espanol
sundanese
swahili
swedish
svenska
tagalog
tamil
telugu
thai
tibetan
traditional-chinese
turkish
twi
ukrainian
urdu
venda
venetian
veneto
vietnamese
walloon
walon
welsh
cymraeg
wolof
xhosa
miahuatlan-zapotec
zapotec
zulu
zulu
--locale LOCALE
Tux Paint で使用する言語を指定します。使用する言語ごとの言語コードの設定(例えば、ドイツ語では "
de_DE
")については、以下の "使用する言語を変更する" の項もごらん下さい。(環境変数 "
$LANG
" などによって言語環境が設定されている場合は、環境設定が優先されるので、このオプションを設定するは必要ありません。)mirrorstamps=yes
反転可能なスタンプは、はじめから反転されるようにします。
左から右ではなく右から左に向かって描き進むことを好むユーザーに役に立つオプションです。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
mirrorstamps=no
" または "dontmirrorstamps=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--dontmirrorstamps
" で変更できます。フォント
sysfonts=yes
もじツールで、オペレーティングシステムのフォントを使用します。通常では、Tux Paint はパッケージに付属するフォントだけを使用します。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
sysfonts=no
" または "nosysfonts=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--nosysfonts
" で変更できます。alllocalefonts=yes
バージョン0.9.21以前では、Tux Paintは、特定の言語のみに固有のもの(例えば、ラテン文字を持たないチベット語のフォントなど)も含めて、fonts ディレクトリにあるすべてのフォントを読み込んでいました。0.9.21 以降では、Tux Paint が動作している言語環境に合ったフォントだけが読み込まれます。
以前のバージョンのように全てのフォントを読み込むようにするには、このオプションを有効にします。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
alllocalefonts=no
" または "currentlocalefont=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--currentlocalefont
" で変更できます。
印刷
印刷の制御
noprint=yes
印刷を無効にします。
printdelay=SECONDS
SECONDS で設定した秒数ごとに1回だけしか印刷できなくなります。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
printdelay=0
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--printdelay=0
" で変更できます。印刷ダイアログの表示
altprint=always
"いんさつ" ボタンをクリックすると、常に印刷ダイアログを表示します(Linux と Unix では、"altprintcommand" で設定したプログラムが起動します)。[Alt] キーを押しながら "いんさつ" ボタンをクリックするのと同じ動作ですが、毎回 [Alt] キーを押す必要がないということです。
altprint=never
"いんさつ" ボタンを押したときの [Alt] キーの効果を無効にして、印刷ダイアログが表示されないようにします(Linux と Unix では、"altprintcommand" で設定したコマンドが起動されなくなります)。
altprint=mod
印刷時の標準の動作です。[Alt] キーを押しながら "いんさつ" ボタンをクリックすると印刷ダイアログが表示され、[Alt] キーを押さずに "いんさつ" ボタンをクリックすると、ダイアログを表示せずに印刷します。
印刷設定の保存
printcfg=yes
(Windows と macOS のみ)
印刷の設定をファイルから読み込みます。[Alt] キーを押しながら "いんさつ" ボタンを押すと、Windows の印刷ダイアログが起動します。
(注:これは、Tux Paint をフルスクリーンモードで起動している場合にのみ有効であることに注意してください。)"printcfg" オプションが設定されていれば、変更した印刷の設定は "
userdata/print.cfg
" ファイルに記録され、再利用されます。注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
printcfg=no
" または "noprintcfg=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--noprintcfg
" で変更できます。印刷コマンド
printcommand=COMMAND
(Linux 及び Unix の場合のみ)
"いんさつ" ボタンが押されると、COMMAND で指定したコマンドを用いて PostScript 形式のファイルを印刷します。標準では以下のコマンドが使用されます:
lpr
注: バージョン 0.9.15 より前までは、印刷コマンド(標準では "
pngtopnm | pnmtops | lpr
")に PNG 形式のデータを送信していました。このため、バージョン 0.9.15 以前で
printcommand
を lpr 以外に設定していた場合は、この設定を変更する必要があります。altprintcommand=COMMAND
(Linux 及び Unix の場合のみ)
[Alt] キーを押しながら "いんさつ" ボタンをクリックすると、COMMAND で指定したコマンドを用いて PostScript 形式のファイルを印刷します。(Windows やmacOSで [Alt] + '印刷' とすると、印刷ダイアログが表示されるのと似ています)
標準では、以下の KDE の印刷ダイアログが用いられます:
kprinter
用紙サイズ
papersize=PAPERSIZE
(Windows, macOS, BeOS, Haiku を除く、内蔵 PostScript 出力エンジンを使用するプラットフォーム向け)
生成する PostScript ファイルの用紙サイズを指定します。指定がなければ、最初に環境変数
$PAPER
が、次に/etc/papersize
ファイルがチェックされ、最後に 'libpaper'ライブラリの標準の用紙サイズが使用されます。以下のサイズ指定が使えます:letter, legal, tabloid, executive, note, statement, a0, a1, a2, a3, a4, a5, a6, a7, a8, a9, a10, b0, b1, b2 b3, b4, 10x14, 11x17, halfletter, halfexecutive, halfnote, folio, quarto, ledger, archA, archB, archC, archD, archE, flsa, flse, csheet, dsheet, esheet.
保存
上書き保存
saveover=yes
以前の絵を編集して保存するときに、"いまかいたえと まえのえを いれかえる?" と確認を求めないようにします。この設定では、前の絵は常に上書きされます。
saveover=new
上記と同様に保存の確認を求めないようにしますが、この設定では、前の絵を上書きせずに、常に新しいファイルを作成して保存します。
saveover=ask
(絵を保存するときの標準の動作なので、この設定は冗長なものとなります) 以前の絵を編集して保存するときに、以前の絵を上書きするかどうかを尋ねられます。
起動時の設定
startblank=yes
Tux Paint を起動する際、前回最後に開いていた絵を読み込む代わりに、毎回、空のキャンバスで開始します。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
startblank=no
" または "startlast=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--startlast
" で変更できます。newcolorslast=yes
「さいしょから」でキャンバスを選択する際、単色のキャンバスが末尾に、スターター画像やテンプレートが先頭になるよう、表示順序を変更します。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
newcolorslast=no
" または "newcolorsfirst=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--newcolorsfirst
" で変更できます。保存・書き出し先のディレクトリ
savedir=DIRECTORY
Tux Paint が、作品を保存する "
saved
" ディレクトリの場所を変更します。特に設定していなければ、標準のディレクトリは次の場所にあります:
- Linux および Unix — ユーザーのホームディレクトリ("
~
" または "$HOME
")にある隠しディレクトリ ".tuxpaint
" 以下
例:/home/username/.tuxpaint/saved/
- Windows — ユーザーごとの "
Application Data
" フォルダーにある "TuxPaint
" フォルダー以下
例:C:\Documents and Settings\Username\Application Data\TuxPaint\saved\
- macOS — ユーザーごとの "
Application Support
" フォルダーにある "TuxPaint
" フォルダー以下
例:/Users/Username/Library/Application Support/TuxPaint/saved/
注:Windowsのドライブ(例:"
H:\
")を指定する際は、サブディレクトリも指定する必要があります。注:バージョン 0.9.18 以前は、作品データ以外に、個人用データファイル(ペイントブラシ、スタンプ、スターター、フォント)を検索する場所としても、"
savedir
" の設定を使用していました。バージョン 0.9.18 からは、これらのディレクトリの場所を別途指定することができます(後述の "datadir
" オプションを参照)。例:
savedir=Z:\tuxpaint\
exportdir=DIRECTORY
「かきだす」によって、作品を画像にエクスポートして他で利用する場合や、アニメーションGIFによるスライドショーデータなど、データの出力先のディレクトリを変更します。
特に設定していなければ、標準のディレクトリは次の場所にあります:
- Linux および Unix — XDG (X Desktop Group) 標準に基づく設定が利用可能な場合、個々のデスクトップ環境において画像保存用として設定されているディレクトリ("
xdg-user-dir PICTURES
" コマンドで確認できます)
英語環境では一般的にユーザーのホームディレクトリ("$HOME/Pictures
" あるいは "~/Pictures
")以下の "Pictures
" ディレクトリになります。(日本語環境では "画像")
XDGの設定が読み取れない場合や、"XDG_PICTURES_DIR
"に何も設定されていない場合は、上記の英語環境で一般的なディレクトリ(~/Pictures)を使用します。- Windows — 各ユーザーの "ピクチャ" ディレクトリ(通常は "C:\Users\ユーザー名\Pictures")。
また、次のようにして、フォルダを直接開くこともできます:
- "[Windows]+[R]" キーを押して "ファイル名を指定して実行" ダイアログを開く。
- テキストボックスに "Shell:My Pictures" と入力して [OK] を押す。
- macOS — TBD!
注:標準の設定を用いる場合は、画像用のディレクトリにサブディレクトリ "
TuxPaint
" が作成されます。(例:"~/Pictures/TuxPaint
")一方、"--exportdir
" オプションを用いると、指定されたパスがそのまま使用されます(サブディレクトリ "TuxPaint
" は作成されません)。ディレクトリ(例: "
~/Pictures/TuxPaint
")が存在しない場合は新たに作成されます。一つ上の親ディレクトリ(例:"
~/Pictures/TuxPaint
")が存在しない場合もディレクトリの作成を試みますが、それ以上の階層のディレクトリを作成することはありません。例:
exportdir=/home/penguin/TuxPaintExports
保存関連の追加オプション
nosave=yes
絵の保存ができないようにします("セーブ" ボタンも無効になります)。一時的なお遊びに使う場合や、テスト環境で使えるオプションです。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
nosave=no
" または "save=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--save
" で変更できます。autosave=yes
プログラムを終了するときに、絵を保存するかどうか尋ねずに、自動的に保存します。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
autosave=no
" または "noautosave=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--noautosave
" で変更できます。
データ
ロックファイル
nolockfile=yes
標準では、タックスペイントは「ロックファイル」と呼ばれるものを使用して、30秒間に1回以上起動できないようになっています。これは、シングルクリックのランチャーをダブルクリックしたり、アイコンをせわしなく何度もクリックしたりして、誤って複数回起動してしまうことを防ぐためです。
ロックファイルを無視して、起動してから30秒以内であっても再びすぐに実行できるようにするには、設定ファイルでこの設定を有効にするか、コマンドラインで
--nolockfile
オプションを指定して Tux Paint を実行してください。標準では、Linux および Unix では "
~/.tuxpaint/
" に、Windows では "userdata\
" にロックファイルが保存されます。注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
nolockfile=no
" または "lockfile=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--lockfile
" で変更できます。データ・ディレクトリ
datadir=DIRECTORY
個人用データファイル(ペイントブラシ、スタンプ、スターター、テンプレート、個人用のフォント)を検索する場所を変更します。
Tux Paint は、ここで指定されたディレクトリ以下の "
brushes
", "stamps
", "starters
", "templates
", and "fonts
" という名前のサブディレクトリをそれぞれ検索します。特に設定していなければ、標準のディレクトリは次の場所にあります:
- Linux および Unix — ユーザーのホームディレクトリ("
~
" または "$HOME
")にある隠しディレクトリ ".tuxpaint
" 以下
例:/home/username/.tuxpaint/brushes/
- Windows — ユーザーごとの "
Application Data
" フォルダーにある "TuxPaint
" フォルダー以下
例:C:\Documents and Settings\Username\Application Data\TuxPaint\brushes\
- macOS — ユーザーごとの "
Application Support
" フォルダーにある "TuxPaint
" フォルダー以下
例:/Users/Username/Library/Application Support/TuxPaint/brushes/
注:バージョン 0.9.18 以前は "
savedir
" の指定と同じディレクトリを使用していました。0.9.18 以降では個別に設定できるようになりました。注:Windowsのドライブ(例:"
H:\
")を指定する際は、サブディレクトリも指定する必要があります。例:
datadir=/home/johnny/tuxpaint-data/
カラーパレットファイル
colorfile=FILENAME
お好みのカラーパレットを記述した簡単なテキストファイルを作成して、そのファイル名を "
colorfile
" オプションで指定すれば、標準のカラーパレットを置き換えることができます。ファイルは、1行ごとに1色のリストです。色は RGB の形式で、各色 0 から 255 の範囲で指定します。(詳細は、Wikipedia の "RGB" のページを参照して下さい。)
各行の色は、3つの十進数の組み(例:"
255 68 136
")、あるいは、3つの16 進数の組からなる6桁または3桁の表記(例:"#ff4488
" または "#F48
”)で指定します。色の定義に続いて、色の説明を同じ行に書いておけば、カラーパレットでその色をクリックしたときに Tux がその説明文を表示します。(例:"
#FFF 雪のような白。
")参考となる例として、標準で使われているカラーパレット "
default_colors.txt
" をご確認ください。注:十進数の値は空白文字で区切って記載し、16進数の値は "
#
" で始める必要があります。3桁の16進数では、各桁がバイトの上位と下位の両方に使用されるため、"#FFF
" は "#F0F0F0
" ではなく "#FFFFFF
" を意味します。
アクセシビリティ
マウス
mouse-accessibility=yes
例えば「せん」ツールなどでは、マウスをクリックしてドラッグした後にマウスボタンを放すというのが標準の操作ですが、このモードを設定すると、マウスをクリックしてからマウスを動かした後に再度マウスをクリックするという操作になります。
キーボード
keyboard=yes
キーボードの矢印キーによるマウスポインターの操作が行えるようにします(マウスが使えない場合や、マウス操作が難しいユーザー向けの機能です)
使用方法:
- キャンバスエリアでは、通常はなめらかに、
Shift
キーを押しながらでは飛び飛びにカーソルが動きます。- ツールボタンのエリアでは、飛び飛びにカーソルが動きます。
- 各キーの動作:
- [Left]/[Right]/[Up]/[Down], テンキーの [1] から [9]: マウスカーソルの移動
- [Space]/[5]: マウスクリック(テキストツールまたはラベルツールを使っている場合を除く)
- [Insert]/[F5]: マウスクリック
- [F4]:「どうぐ」、「いろ」、キャンバスの間を順にジャンプ
- マウスカーソルが左側の「どうぐ」または下部の「いろ」のエリアにある場合:
- [F7]([F8]): 上のボタン(下のボタン)に移動(「どうぐ」エリアのみ)
- [F11]([F12]): 前のボタン(次のボタン)に移動
- クリック&ドラッグの操作は、クリックキーのどちらか(例えば [Insert])を押しながら、マウス移動のキー(例えば [Left])を押します。
- 注:「mouse-accessibility」オプションの機能は、キーボードの操作にも連動します。両方のオプションを有効にした場合、例えば線を引く場合は、「クリック」のキーを一度押してから「移動」のキーで描画し、最後にもう一度「クリック」キーを押して描画を完了します。
- 通常のマウスやジョイスティックも同時に使用することができます(例えば、マウスで移動してキーボードでクリックしたり、その逆も可能です)。
注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
keyboard=no
" または "mouse=yes
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--mouse
" で変更できます。画面キーボード
onscreen-keyboard=yes
「もじ」ツールと「ラベル」ツールで、画面キーボードを表示します。
onscreen-keyboard-layout=レイアウト名
画面キーボードの初期レイアウトを設定します。
注:このオプションが設定されると、onscreen-keyboard=yes も設定されているとみなします。onscreen-keyboard-disable-change=yes
画面キーボードの変更をできないようにします。小さな子供向けにシンプルにしたい場合に設定します。
このオプションが設定されると onscreen-keyboard=yes も設定されているとみなします。注:システム全体の設定ファイルで設定されている場合は、ユーザーの設定ファイルで "
onscreen-keyboard-disable-change=no
" を設定すると上書きされることがあります。また、どちらの設定も、コマンドラインオプションの "--onscreen-keyboard-disable-change=no
" で変更できます。
ジョイスティック
デバイスの設定
joystick-dev=N
何番目のジョイスティックデバイスを使うかを設定します。標準では 0 (最初のジョイスティック)
joystick-slowness=SPEED
ジョイスティックの感度を SPEED の値で設定します。0 から 500 までの値が設定できます。標準の値は 15 です。
joystick-threshold=THRESHOLD
ジョイスティックでポインターを動かし始めるためのしきい値を THRESHOLD の値で設定します。0 から 32766 までの値が設定できます。標準の値は 3200 です。
joystick-maxsteps=STEPS
ポインターの移動速度の上限を STEPS にピクセル単位で設定します。1 から 7 までの値が設定可能で、標準の値は 7 です。
ハットスイッチ
joystick-hat-slowness=SPEED
ハットスイッチの感度を設定します。設定可能な値は 0 から 500 で、標準の値は 15 です。
joystick-hat-timeout=MILLISECONDS
ジョイスティックのハットスイッチを押し続けたときに、ポインターが連続して動き始めるまでの時間を MILLISECONDS にミリ秒単位で設定します。0 から 3000 までの値が設定可能で、標準の設定は 1000 です。
ボタンの無効化
joystick-buttons-ignore=BUTTON1,BUTTON2,...
無効にするジョイスティックのボタンの番号を指定します。何も指定しない場合、上記の "
joystick-btn-
" オプションで機能が設定されたボタン以外は、マウスの左ボタンと同じ動作になります。ボタンショートカット
joystick-btn-escape=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "ESC" キーの機能を割り当てます。(ダイアログの "もどる" や "やめる" で使います)
joystick-btn-brush=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "「ふで」ツール" へのショートカットを割り当てます。
joystick-btn-stamp=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "「はんこ」ツール" へのショートカットを割り当てます。
joystick-btn-lines=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "「せん」ツール" へのショートカットを割り当てます。
joystick-btn-shapes=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "「かたち」ツール" へのショートカットを割り当てます。
joystick-btn-text=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "「もじ」ツール" へのショートカットを割り当てます。
joystick-btn-label=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "「ラベル」ツール" へのショートカットを割り当てます。
joystick-btn-magic=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "「まほう」ツール" へのショートカットを割り当てます。
joystick-btn-undo=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "「とりけし」" へのショートカットを割り当てます。
joystick-btn-redo=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "「やりなおし」" を選択するショートカットを割り当てます。
joystick-btn-eraser=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "「けしごむ」" を選択するショートカットを割り当てます。
joystick-btn-new=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに、「さいしょから」ダイアログへのショートカットを割り当てます。
joystick-btn-open=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに、「ひらく」ダイアログへのショートカットを割り当てます。
joystick-btn-save=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "「ほぞん」" へのショートカットを割り当てます。
joystick-btn-pgsetup=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "印刷設定ダイアログ" へのショートカットを割り当てます。
joystick-btn-print=BUTTON NUMBER
ジョイスティックの BUTTON NUMBER で設定したボタンに "「いんさつ」" へのショートカットを割り当てます。
(Linux および Unix ユーザー向け)
"
/etc/tuxpaint/tuxpaint.config
" でオプションが設定されている場合でも、ユーザー各自の "~/.tuxpaintrc
" ファイルの設定が優先されます。"
noprint
" や "grab
" のように、真か偽で設定するオプションでは、ユーザー毎の "~/.tuxpaintrc
" ファイルで、例えば次のように、単純に 「'no' に等しい」と設定することができます:noprint=no
uppercase=noまた、以下の例のように、コマンドラインオプションによる上書きのように記述することもできます:
print=yes
mixedcase=yes
各種オプションは、Tux Paint を起動する際のコマンドラインでもできます。
--fullscreen
--WIDTHxHEIGHT
--buttonsize=SIZE
--colorsrows=ROWS
--orient=portrait
--native
--allowscreensaver
--startblank
--nosound
--nostereo
--noquit
--noprint
--printdelay=SECONDS
--printcfg
--altprintnever
--altprintalways
--papersize=PAPERSIZE
--printcommand=COMMAND
--altprintcommand=COMMAND
--nolockfile
--simpleshapes
--uppercase
--grab
--noshortcuts
--nowheelmouse
--nobuttondistinction
--nofancycursors
--hidecursor
--nooutlines
--nostamps
--nostampcontrols
--nomagiccontrols
--noshapecontrols
--nolabel
--newcolorslast
--mouse-accessibility
--onscreen-keyboard
--onscreen-keyboard-layout
--onscreen-keyboard-disable-change
--joystick-dev
--joystick-slowness
--joystick-threshold
--joystick-maxsteps
--joystick-hat-slowness
--joystick-hat-timeout
--joystick-btn-escape
--joystick-btn-brush
--joystick-btn-stamp
--joystick-btn-lines
--joystick-btn-shapes
--joystick-btn-text
--joystick-btn-label
--joystick-btn-magic
--joystick-btn-undo
--joystick-btn-redo
--joystick-btn-eraser
--joystick-btn-new
--joystick-btn-open
--joystick-btn-save
--joystick-btn-pgsetup
--joystick-btn-print
--joystick-buttons-ignore
--sysfonts
--alllocalefonts
--mirrorstamps
--stampsize=SIZE
--keyboard
--savedir DIRECTORY
--datadir DIRECTORY
--exportdir DIRECTORY
--saveover
--saveovernew
--nosave
--autosave
--lang LANGUAGE
--colorfile FILE以上のオプションは、上記で説明した設定ファイルでの各種オプションと関連しています。
--windowed
--800x600
--orient=landscape
--disablescreensaver
--startlast
--sound
--stereo
--quit
--printdelay=0
--noprintcfg
--altprintmod
--lockfile
--complexshapes
--mixedcase
--dontgrab
--shortcuts
--wheelmouse
--buttondistinction
--fancycursors
--showcursor
--outlines
--stamps
--stampcontrols
--magiccontrols
--shapecontrols
--label
--newcolorsfirst
--nosysfonts
--currentlocalefont
--dontmirrorstamps
--stampsize=default
--mouse
--saveoverask
--save
--noautosave以上のオプションは、設定ファイルでの設定を上書きするために用いられます。(オプションが設定ファイルで指定されていない場合、設定を上書きしないというオプションが必要です)
--nosysconfig
Linux および Unix において、システム全体の設定ファイル "
/etc/tuxpaint/tuxpaint.conf
" から設定を読み込まないようにします。ユーザーごとの設定ファイル "
~/.tuxpaintrc
" が存在すれば、このファイルのみから設定を読み込みます。
情報を表示するためのコマンドラインオプション
以下の各オプションは、Tux Paint を起動せず、情報をテキスト画面に表示して終了します。
--version
--verbose-version
プログラムのバージョンとリリース日を表示します。"--verbose-version" オプションでは、コンパイル時のオプションも追加で表示します。(ドキュメント "Tux Paint のインストール" および "よくある質問" もごらんください。)
--copying
Tux Paint のライセンスについての情報を表示します。
--usage
利用可能なコマンドラインオプションの一覧を表示します。
--help
Tux Paint の使い方についての簡単な説明を表示します。
--lang help
Tux Paint で利用可能な言語の一覧を表示します。
--joystick-dev list
接続されているジョイスティックについて、Tux Paint で利用可能なものの一覧を表示します。
Tux Paint は非常に多くの言語に翻訳されています。翻訳された言語で Tux Paint を使うには、コマンドラインオプション "
--lang
" を用いて、"--lang spanish
" のように指定するか、設定ファイル中の "lang=
" オプションを用いて "lang=spanish
" のように指定します。また、Tux Paint はお使いの環境の言語設定にも従います。("
--locale
" オプションにより環境の設定を上書きすることができます。前述の説明もごらんください)"
--lang help
" オプションを用いれば、利用可能な全ての言語の一覧が表示されます。利用可能な言語
言語コード 言語名
(原語表記)言語名
(英語表記)入力切り替えキー C
English ach_UG
Acoli Acholi af_ZA
Afrikaans ak_GH
Akan am_ET
Amharic an_ES
Aragones ar_SA
Arabic as_IN
Assamese ast_ES
Asturian az_AZ
Azerbaijani bm_ML
Bambara bn_IN
Bengali be_BY
Bielaruskaja Belarusian bg_BG
Bulgarian bo_CN
(*)Tibetan br_FR
Brezhoneg Breton brx_IN
Bodo bs_BA
Bosnian ca_ES
Català Catalan ca_ES@valencia
Valencia Valencian cgg_UG
Chiga Kiga cs_CZ
Cesky Czech cy_GB
Cymraeg Welsh da_DK
Dansk Danish de_DE
Deutsch German doi_IN
Dogri et_EE
Estonian el_GR
(*)Greek en_AU
Australian English en_CA
Canadian English en_GB
British English en_ZA
South African English eo
Esperanto es_ES
Español Spanish es_MX
Español-Mejicano Mexican Spanish eu_ES
Euskara Basque fa_IR
Persian ff_SN
Fulah Fula fi_FI
Suomi Finnish fo_FO
Faroese fr_FR
Français French ga_IE
Gàidhlig Irish Gaelic gd_GB
Ghaidhlig Scottish Gaelic gl_ES
Galego Galician gos_NL
Zudelk Veenkelonioals Gronings gu_IN
Gujarati he_IL
(*)Hebrew hi_IN
(*)Hindi hr_HR
Hrvatski Croatian hu_HU
Magyar Hungarian hy_AM
Hayeren Armenian id_ID
Bahasa Indonesia Indonesian is_IS
Íslenska Icelandic it_IT
Italiano Italian iu_CA
Inuktitut ja_JP
(*)Japanese right [Alt] ka_GE
Georgian kab
Kabyle km_KH
Khmer kn_IN
Kannada ko_KR
(*)Korean right [Alt] or left [Alt] kok_IN
Konkani (Devanagari) kok@roman
Konkani (Roman) ks_IN@devanagari
Kashmiri (Devanagari) ks_IN
Kashmiri (Perso-Arabic) ku_TR
Kurdish lb_LU
Letzebuergesch Luxembourgish lg_UG
Luganda lt_LT
Lietuviu Lithuanian lv_LV
Latvian mk_MK
Macedonian mai_IN
Maithili ml_IN
Malayalam mn_MN
Mongolian mni_IN
Manipuri (Bengali) mni@meiteimayek
Manipuri (Meitei Mayek) mr_IN
Marathi ms_MY
Malay nb_NO
Norsk (bokmål) Norwegian Bokmål ne_NP
Nepali nl_NL
Dutch nn_NO
Norsk (nynorsk) Norwegian Nynorsk nr_ZA
Ndebele nso_ZA
Sesotho sa Leboa Northern Sotho oc_FR
Occitan oj_CA
Ojibwe Ojibway pa_IN
Punjabi or_IN
Odia Oriya pl_PL
Polski Polish pt_BR
Portugês Brazileiro Brazilian Portuguese pt_PT
Portugês Portuguese ro_RO
Romanian ru_RU
Russkiy Russian rw_RW
Kinyarwanda sa_IN
Sanskrit sat_IN
Santali (Devanagari) sat@olchiki
Santali (Ol-Chikii) shs_CA
Secwepemctin Shuswap si_LK
Sinhala sd_IN@devanagari
Sindhi (Devanagari) sd_IN
Sindhi sk_SK
Slovak sl_SI
Slovenian son
Songhay sq_AL
Albanian sr_YU
Serbian (cyrillic) sr_RS@latin
Serbian (latin) su_ID
Sundanese sv_SE
Svenska Swedish sw_TZ
Swahili ta_IN
(*)Tamil te_IN
(*)Telugu th_TH
(*)Thai tl_PH
(*)Tagalog tlh
tlhIngan Klingon tr_TR
Turkish tw_GH
Twi uk_UA
Ukrainian ur_IN
Urdu ve_ZA
Venda vec
Venèto Venetian vi_VN
Vietnamese wa_BE
Walloon wo_SN
Wolof xh_ZA
Xhosa zh_CN
(*)Chinese (Simplified) zh_TW
(*)Chinese (Traditional) zam
Zapotec (Miahuatlan) zu_ZA
Zulu (*) - これらの原語では専用のフォントが必要です。以下の"言語固有のフォント"の項をごらんください。
注:いくつかの言語では、もじツールやラベルツールで、その言語用の入力方式が利用できます。もじツールやラベルツールを使っているときに利用可能な入力方式を順に切り替えるためのキーの組み合わせが上の表の最後の列に示されています。
環境で使用する言語の設定
システムの言語を変更すると環境に大きな影響があります。
ここまでで説明したとおり、コマンドラインオプション("
--lang
" および "--locale
")を用いて実行時に言語を選択できるほか、Tux Paint は、お使いのシステムの言語環境の設定を参照します。言語環境を設定するやり方は以下のとおりです:
Linux または Unix のユーザー
まず最初に、使用したい言語が有効になるように "
/etc/locale.gen
" ファイルを確認、編集した後、管理者権限で "locale-gen
" コマンドを実行します。注:Debian Linux のユーザーは、"
dpkg-reconfigure locales
" というコマンドを管理者権限で実行すれば、ダイアログ形式で設定を行えます。。Ubuntu では、"localeconf" パッケージがインストールされていれば "sudo dpkg-reconfigure localeconf
" というコマンドが使えます。また、"/usr/share/i18n/SUPPORTED
" ファイルにある言語のリストの中から、使用したい言語を "/var/lib/locales/supported.d/local
" ファイルに追加するという方法もあります。次に、Tux Paint を起動する前に、環境変数 "
$LANG
" を上記のリストの言語コードのいずれかに設定します。(言語の設定を、全てのプログラムに適用したい場合は、以下の設定をログインスクリプト("~/.profile
", "~/.bashrc
", "~/.cshrc
" など)に記述する方法もあります。BASH などの Bourne Shell 系列の環境の場合:
export LANG=es_ES ; \
tuxpaintTCSH などの C Shell 系列の場合:
setenv LANG es_ES ; \
tuxpaint
Windows のユーザー
何もしなくても、利用している言語環境に応じて適切な設定が用いられますので、以下は、他の言語で利用したい場合のための説明になります。
ショートカットに "
--lang
" スイッチを記述するのが最も簡単です("Tux Paint のインストール"のドキュメントを参照)。また、コマンドプロンプトで、以下のようなコマンドを実行する方法もあります:set LANG=es_ES
... この言語指定は、実行したコマンドプロンプトウィンドウが終了するまでの間だけ有効となります。
常にこの言語設定を有効にするには、以下のようにして、"システムのプロパティ" ダイアログで環境変数を設定します:
- "[Windows]+[R]" キーを押して "ファイル名を指定して実行" ダイアログを開く。
- テキストボックスに "
sysdm.cpl
" と入力して "[OK]" ボタンを押し、"システムのプロパティ" ダイアログを開く。- "詳細設定" タブを選択。
- "環境変数(N)..." ボタンをクリック。
- 環境変数 "
LANG
" の値を編集。(変数が設定されていなければ新たに作成)言語固有のフォント
いくつかの言語では、専用のフォントが必要になります。TrueType(TTF)形式のフォントファイルは、サイズが非常に大きいので、Tux Paint のダウンロードファイルには含めず、個別にダウンロードできるようにしています。("使用する言語の選択"の項の表を参照してください)
注:バージョン 0.9.18 の時点で、Tux Paint では SDL_ttf ライブラリを直接には使わず、テキストレンダリングライブラリ "Pango" をSDL経由で使うための "SDL_Pango" ライブラリを用いています。お使いの Tux Paint が Pango のサポートを無効にしてコンパイルされていない限り、言語固有のフォントは必要ありません
固有のフォントを必要とする言語で Tux Paint を使用する場合、システム全体の "
fonts
" ディレクトリ("locale
" 以下にあります)からフォントファイルを読み込みます。フォントファイルのファイル名は、言語コードの最初の2文字と対応します(例えば、韓国語では "ko"、日本語では "ja"、繁体中国語では "zh_tw" となります)。例えば、Linux や Unix では、(例えば "
--lang korean
" オプションをつけて)韓国語で Tux Paint を使う場合、次のファイルを読み込もうとします。
/usr/share/tuxpaint/fonts/locale/ko.ttf
サポートされる言語用のフォントファイルは、Tux Paint のウェブサイト http://www.tuxpaint.org/ からダウンロードできます。('ダウンロード' ページの 'フォント' セクションにあります)
Unix や Linux では、同梱の Makefile を使って、適切な場所にフォントをインストールすることができます。